年中組の女の子から、「グミを作りたい」という提案があり、クラスのみんなで「どんなグミを作ろうか?」と話し合いが始まりました。
「この味がいい」「こういう形がいい」とたくさんの意見が盛んにあがります。それぞれの作りたい思いが溢れていました。では、その意見をどうするか…みんなで考えます。
「ジャンケンで買った人が決めるのはどうか」「それはやだ〜」
「あみだくじがいい」
決め方を考えるのにもなかなか意見はまとまりません。
でも、揉めながらも子どもたち自身が心を動かして、一生懸命に考えていくこの時間が大切なのです。大人が「こうやるよ」というのではなく、うまくはいかなくても、子どもたち自身が試行錯誤して進み、乗り越え、やり遂げる経験こそが大事だと思います。
途中、自分が思っていたものと違う結果に決まり、悔しい思いをする場面もありました。
でも、それもひとつの経験。その姿を目の当たりにして心を寄せる友だちがいたり、その子自身も友だちの存在や自分の気持ちと向き合ったりして乗り越え、最後には「決まったやつでいいよ。じゃあ、ぼくは作り方を考えてみんなに教えてあげよう」と笑顔に!
さあ、ついに作る日。
ジュースと砂糖、ゼラチンを混ぜて温めます。
「いい香り〜」「かたまりがなくなってきた」と目がキラキラしていました。
液をバットに移して、そーっと冷蔵庫まで運ぶ表情は真剣です。
1時間くらいで固まり、次は型抜きです。
子どもたちが決めた形はなんと、「みみず!」
細長いビロローンとしたものです。
ジュースパックを使って型抜きします。
「できた!」「長い」と大興奮。
みんなでパクりと食べると「おいしい」「最高!」と笑顔にクラス中が満ちていました♪
他のクラスにもお裾分けをしました。「おいしかったよ。ありがとう😊」といろいろな友だちに言ってもらえて、誇らしい表情の子どもたちでした。
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